一陸特の資格の取得方法は全部で3種類!国家試験を経ずに取得できる場合も

大半の人は国家試験の合格を目指す

第一級陸上特殊無線技士(一陸特)の取得ルートは全部で3つありますが、そのうち大半の人が選択するのが国家試験ルートです。総務大臣指定の試験機関が実施する国家試験に合格すれば無線従事者の免許が申請できるようになり、手続きをとれば一陸特の無線従事者免許証が交付されます。国家試験は2月・6月・10月の年3回実施されているので、都合の良いタイミングで申し込みましょう。

指定の養成課程?を修了すれば国家試験を経ずに取得可

一陸特の取得ルートには、国家試験を経ないルートもあります。その一つが「指定の養成課程を修了すること」で、総務省総合通信局長の認定を受けた団体が設けている養成課程を修了すれば国家試験が免除され、無線従事者免許証の取得手続きへとすすむことができます。一陸特の養成課程は工業高校の電気科や電気通信科の卒業者と同等以上の学力を持っていないと受講できないとされていますが、他の学科の卒業者であっても認定団体が実施する選抜試験に合格すれば受講できます。養成課程の最後には試験が行われ、合格することで修了となります。

学校で無線通信科目を履修していれば卒業後に取得可能

陸上特殊無線技士は、通っていた学校や大学で無線通信科目を履修していれば、卒業と同時に免許交付を受け資格が得られる仕組みになっています。必要となる学歴は資格区分によって異なっており、一陸特の場合は短大を除く大学を卒業することが要件になっています。もし、大学の電気電子工学を学べる学科を卒業している場合、単位を取得した科目が要件を満たしていれば、国家試験を受けずに一陸特の免許を申請できます。必要な科目は総務省の公式Webサイト内に掲載されているので、一陸特の取得を目指している卒業者は確認してみましょう。

一級陸上特殊無線技士の略称である一陸特は、陸上にある無線局で無線設備の技術的操作を行うために必要な国家資格のことです。