正規雇用と非正規雇用での違い
工場での働き方は、雇用形態によって異なると言えます。正規雇用の場合は、機械を設定して物を作る作業が中心になります。機械の設定は容易ではありませんし、物によっては危険性が高いケースもあります。機械を扱えるようになるまで何年も要する場合があり、根気強く取り組む必要があるのです。それ故に非正規雇用の人材に機械の設定を任せるのは荷が重すぎます。正規雇用は重い責任を背負いながら仕事をすることになりますが、それだけ非正規と給料の差があるので乗り越えなければなりません。
非正規雇用の場合は、まずラインに流れる物を検品する必要があります。不良品をお客様に渡してしまうと当然クレームになりますし、それが何回も続けば信用が落ちたり提携を解除される可能性も否定できません。絶対に不良品を見逃してはいけませんし、トラブルがあればすぐに報告します。物を梱包したり、場合によってはフォークリフトを操作して移動なども行います。工場の規模にもよりますが、同じ作業が毎日続いたり、日によって作業が異なるので仕事内容のチェックは入念にしておきたいものです。
常に集中力が求められる
ライン作業で常に求められるのは、集中力です。機械はほぼ完璧に仕事をしてくれますが、部品の摩耗やオイルの減少などによって徐々に精度が落ちてきます。精度が落ちてくるとトラブルが多くなったり、不良品が増えます。大切なのは、ラインに流れる物の違和感に気付くことです。機械トラブルは避けられないので、違和感にいち早く気付いてラインをストップさせる必要があります。この部分は雇用形態に関係なく工場内の全ての人間が注意するべきことです。